
フコイダン。ガン細胞を死滅させる、超低分子海藻エキスの効能・効果・効用
フコイダンとは?
フコイダンとは、モズクやメカブなどの海藻に含まれる、ヌルヌル成分のことで、多糖類と呼ばれる糖の仲間です。この多糖類は、コレステロールや中性脂肪、血糖値の低下、肝障害の改善、抗がん作用、ピロリ菌の抑制、抗アレルギー作用など、生活習慣病(成人病)といわれているほとんどの症状を改善してくれる大変優れた成分です。
その中でも特に顕著な効果があると考えられるのが、抗がん、制がん作用です。動物実験の結果、フコイダンは、NK細胞の活性を大きく高めることがわかっています。つまり、NK細胞の数値が高くなるのです。これはすなわち、がんに対する免疫力が高いということなのです。

アポトーシスを誘導させる作用
人間には本来自分で病気を治す力(免疫力)が備わっているのですが、現代のストレス社会、 大気汚染、添加物食品等のため、免疫力が大変弱まっています。 そこで、今最も注目されているのが、フコイダンなのです。フコイダンは、がん細胞に、アポトーシス(細胞死滅)を誘導させるさようがあって、がん 細胞を死に追い込むわけです。 また、フコイダンは免疫力を高め、生活習慣病(成人病)の元凶である、活性酸素の攻撃を 抑制するなどいろいろな効果があります。 例えば、日本一の長寿県としてよく知られている沖縄県では、モズク、コンブ、ワカメなど の海藻類を毎日のように食卓に出します。 海からとれる海藻類には、ビタミンやミネラルの含有量が多く、今注目を集めている、フコ イダンも多く含まれています。
特に沖縄県は全国でも、消化器系のがん発生率が最も低い他、生活習慣病(成人病)にかか る人も他県と比べて少ないというデータが報告されています。

がん細胞だけをアポトーシスさせる
がん化した細胞というのは、正常細胞がいずれかの要因で変異したものです。 つまり、食生活の変化やストレスなどで、免疫力が低下し、そこに発がん物質が働いてがん 細胞に育ってゆくのです。 がん細胞ははじめに出来た部位から離れ、近くのリンパ節や血管を通って体中のあらゆると ころに遠征してゆきます。そこで根をはって、新しい病巣をつくります。これががんの転移 です。 フコイダンは、がん細胞だけを死滅させてしまう働き(アポトーシス)があるということが いろいろな研究機関による実験データによって、明らかにされつつあります。 日本がん学会では、1996年以来毎年のように、フコイダンを使った実験を繰り返し行い、 その結果報告を大々的に行っていることでも期待の大きさがわかるというものです。 また、フコイダンは、がん細胞を正常な細胞に変化させてゆく働きがあるという専門家の報告 もあります。
海藻のヌルヌル成分が有効
海藻は、海水中の栄養成分である、ビタミンやビタミンをたっぷり吸収して成長する栄養の 宝庫です。特に、ヨウ素が多く、日本人が甲状腺ホルモンの主要な成分となる、ヨウ素不足 にならないのも海藻を摂っているからなのです。 海藻の中でも、渇藻類に含まれる食物繊維の多糖類が人体にも有効に作用することがわかっ てきました。 多糖類というのは、グルコースやフコースなどの単糖類が数珠つなぎに結合したもので、 ヌルヌル成分も、そうした多糖類の特徴です。 そして、その多糖類の代表格の成分が、フコイダンなのです。 いわゆるフコイダンは、高分子の多糖類で硫酸其を多く含むのが特徴です。 海藻を傷つけた場合、その傷口の防御や乾燥から身を守り、組織を柔軟に維持する役目を しています。 含有量が一番多いのが沖縄モズクで、ワカメでは、葉の部分でなく根っこの芽カブ(胞子葉) に多く含まれています。海藻 | 含有量(g) |
---|---|
ガゴメ昆布 | 40 |
真コンブ | 15 |
ワカメ(葉) | 15 |
ワカメ芽カブ(胞子葉) | 80 |
沖縄もずく | 250 |
表:海藻のフコイダン含有量(乾燥海藻1kg当たり) |

ガンは最も恐ろしい病気
働き盛りを襲い、壮絶な闘いを挑んだあげく、命を滅ぼしてゆくガン-。 その恐怖に平然としておられる人はおそらくいないでしょう。 これを予防する方法はないのか、何とか逃れる方法は...と望んでいるのは誰しも同じです。 ガンの解明と特効薬の発見は人類共通の願いです。 われわれがガンを恐れるのも道理で、わが国の死亡順位はガンが第一位です。 家の大黒柱でもあり、社会的にも中枢の人が突然ガン宣告を受け死亡することは大変な悲劇 です。死亡原因の第一位がガン、二位、三位が脳血管等の疾病、心臓系の疾病で、先進国では この順位は変化しても、子の三疾患が死亡の主要な原因であることは変わりありません。 フコイダンは、消化器系(胃ガンや直腸ガン)のガンだけでなく、肺ガンや乳ガン、子宮がん、 肝臓ガン、すい臓ガンなどあらゆるガンに効果があると専門家は報告しています。 また、糖尿病や慢性関節リウマチ、腎臓障害、アトピー性皮膚炎などにも効果があります。
フコイダンの効能・効果・効用
- ガン細胞の死滅作用
- コレステロール低下作用
- 血糖値抑制作用
- 中性脂肪抑制作用
- 抗アレルギー作用
- 高血圧降下作用
- 血液凝固阻止
- 抗酸化作用
- 抗ウィルス作用
- 抗菌作用
- 肝機能向上作用
- ピロリ菌阻止作用
- 保湿作用
- 育毛作用
- 整腸作用
- 免疫力強化作用
- 肥満・ダイエット作用 その他

フコイダンは免疫力を高める
免疫療法が最近最も注目され、新しい治療法の柱の一つになろうとしています。 免疫療法は、近代西洋医学の分野から研究され、解明されてきたものではありますが、近年に なって東洋医学の分野からの実証的症例が報告されるにつれ更に深く研究されようとしています。 キノコ類やモズクなどの海藻類に免疫力強化作用のあることが医学や薬学の分野で徐々に解明 されています。強力な抗がん物質といわれているフコイダンを活用してゆくと、体質の改善が 進むだけでなく、免疫力が高まって、ガンやエイズ、感染症、肝炎ウィルス、インフルエンザ などの生活習慣病(成人病)も予防してくれるのです。腸管免疫に刺激
腸には、口からなんでも入ってきます。そこで、不都合な「抗原」が入ってくると「抗体」が 作られて、免疫系が高まります。フコイダンはこうした「腸管免疫」に刺激を与え、全体的に NK活性などを上げます。

強力な抗酸化作用がある
フコイダンが注目されるようになったのは、1996年の日本がん学会からでした。いわゆる コンブに含まれているフコイダンがガン細胞に働きかけて、自滅させるという「アポトーシス」 の現象を誘導することが報告されたからです。また、フコイダンには、不飽和脂肪酸の過酸化を 防止する作用、つまり「抗酸化作用」があり、過酸化脂質や老化の指標といわれるリポフスチン が出来るのを防ぐ作用が強力であります。つまり、フコイダンには活性酸素を抑えてくれる協力 な抗酸化作用があるのです。一方、老化防止や若返りの成分として注目され、広く利用されてい るビタミンEやβ-カロチン、ビタミンC、フラボノイドなどにも強力な抗酸化作用があって、 ガンなどの生活習慣病(成人病)に効果のあることが医学的に証明されています。 したがって、フコイダンを健康保持の面、医療の面で利用すると、過酸化脂質が作られるのを 食い止められるほか、ガンをはじめとする生活習慣病を予防できるのです。
血液をサラサラにしてくれる
東洋医学では流れるべき血液が流れず、停滞する状態を「?血(おけつ)」とよんでいます。血液がドロドロとし、粘度が高くなると、抹消血管まで通りにくくなり、血液がチョロチョロと
しかながれなくなり、末端組織が酸素不足や栄養不調にみまわれ、抵抗力や免疫力が低下し、
ガンをはじめとする生活習慣病(成人病)が発生します。
モズクやコンブなどに含まれているフコイダンは、この血液の流れをよくし、免疫力を高めたり
活性酸素をのぞいてくれて、ガンの発生をくい止めてくれます。
私たちの身体に流れる血液の量は、成人の場合、体重の8~10%といわれております体重70キロ
の人の血液量は5,6キロもあり、土の臓器よりも重く(肝臓や脳で1,5キロ位)大きな比重を占め
ています。したがって、病気の根本原因は血液にあり、サラサラとしたきれいな血液こそが健康
をつくってくれるというということがあらためて明らかになっています。そこで、血液浄化のた
めのさまざまなノウハウが関心を誘っているわけです。

代替医療に関心が高まる
アメリカでは、代替医療(西洋現代医学以外の医療で、自然治癒力を高めることに主眼をおいた 方法論が多い。)を希望する人が急激に増え、その中でもフコイダンは大変期待されています。 第三の医学と称される代替医療への評価が高まり、現代医学の薬を使わずに病気を治療したいと 願う人が、全患者の半分にまで増加しているのです。 これまでの手術や放射線、それに医薬品を用いた現代医学に治療を求めるよりも、もっと人にや さしく、副作用の心配がない医療としての、代替医療を求める患者が急増しています。 1990年、アメリカの国立ガン研究所(NIC)は、抗がん剤を天然物に求める研究計画(デザイ ナーフーズ・プログラム)をスタートさせました。また、1992年には、国立衛生研究所(NIH) の中に、代替医療室が設立され、アメリカにおける伝統医療や民間医療といった代替医療に対し て、幅広い調査を行うとともに、研究やシンポジウムがハーバード大学などで行われています。